活動報告

平成30年7月豪雨災害「被災地支援活動報告(日赤災害医療コーディネーター第1班)」

 【1日目・7/11】

 7月10日(火)に熊本県を出発した災害医療コーディネートチームは、下関で1泊し、11日(水)正午過ぎに岡山県倉敷市の保健所に到着しました。     

 途中、通行止めや道路環境の悪いところはあったものの、概ね予定どおりの行程となりました。

 倉敷市保健所では、先に活動していた兵庫県支部からコーディネート業務を引き継ぎ、日赤の調整役として情報収集や記録、物資の管理等を行っています。

 

 

 

 

【2日目・7/12】

 日赤熊本県支部から派遣している職員は、現在倉敷市保健所で日赤を代表する立場となり、DMAT等医療機関だけでなく、保健福祉に関わるさまざまな支援団体と協力して、主に避難所運営の体制強化に努めています。

 現在、倉敷市保健所圏域には40の避難所があり、約2,900名の方が避難しています。 活動2日目になる13日は、保健所で救護班による巡回診療の調整や、今後の日赤救護班の派遣調整を行いました。規模の大きい避難所への視察も行い、避難所の現状確認や運営について助言も行っています。

 また、派遣している細川医師は、熊本地震においてDVT(深部静脈血栓症いわゆるエコノミークラス症候群)予防活動の中心的役割を担っており、今回の派遣中も、各機関と連携し、避難所での予防活動を進めています。

    

 

【3~5日目・7/13~15活動終了】

 岡山県で支援活動を行っているコーディネートチーム第1班は、倉敷市保健所で日赤や他の医療支援チーム、行政、保健・福祉支援団体等、多岐にわたる組織で構成されている倉敷地域災害保健復興連絡会議(KuraDRO・クラドロ)において、日赤の代表となって救護班の派遣調整や避難所での医療保健生活支援等を行い、15日に任務を終え無事に帰熊しました。

 KuraDROでは、医療や保健衛生に関わる団体が一同に介して避難所での問題点や課題、被災者の現状を共有し、問題解決に取り組むため、被災者への迅速な支援が可能となります。

 熊本県支部のコーディネートチームは、その中で、KuraDROの運営支援のほか、避難所で日赤救護班が継続して診療ができるよう計画を立て、支援に入る救護班への説明や案内、救護班からの情報を会議で共有し、ニーズを把握するなどを行いました。熊本地震での経験を生かし、支援団体や保健師に対してDVT(深部静脈血栓症いわゆるエコノミー症候群)に対するマニュアルを配布し、周知を図るなど避難所生活の環境改善にも努めました。

 熊本県支部では、18日から日赤災害医療コーディネートチーム第2班を広島県へ派遣し、支援を継続する予定です。

      

地域の各種防災イベントに参加しました

★春の天明まつり
 3月11日(日)に、熊本市南区にある天明運動施設グラウンドにおいて「防災まつり」が開催され、熊本県支部職員3人と緊急車両2台(ディザスターレスキュー、インテリジェンス)が参加しました。
 警察、消防等の防災関係機関から15機関40人、一般市民2,200人が参加する大きなイベントで、参加者からは「熊本にこのような(日赤の)特殊車両があるということを初めて知った」という声も聞かれ、赤十字活動のPR、また住民の防災・減災への意識啓発のため、このような地域防災イベントに参加することの重要性を再認識しました。

★YMCAながみね防災まつり
 3月25日(日)に、YMCAながみねにおいて「防災まつり」が開催され、熊本県支部職員4人と緊急車両2台(FJクルーザー、インテリジェンス)が参加しました。
 この行事は毎年開催されているもので、託麻南校区8町内、託麻南校区こども会、警察、消防、NTT、県立大学、グリーンコープ等の各種団体が参加し、それぞれのブースで、資機材や車両展示、事業紹介等を行いました。日赤は、車両展示のほか、AEDを使った救急法の紹介も行いました。
 参加者は子ども連れの家族が多く、子どもたちは緊急車両に夢中でした。また、熊本地震を経験したこともあり、お父さんお母さん方が非常に熱心に参加されていたのが印象的で、参加した職員も防災の大切さを再認識できた有意義なイベントとなりました。

南スーダン紛争犠牲者救援の医師が帰国しました

 2011年の独立後、再び政治抗争による民族間の紛争状態に陥っている南スーダンの複数の病院で、外科チームの麻酔科医として治療活動に従事した、熊本赤十字病院国際医療救援部の髙尾亮(たかお・りょう)医師が3月10日(土)に帰国し、16日(金)に出迎え式を執り行いました。
現地は長年の内戦の影響で、保健に関する人材・施設インフラが乏しく保健システムが脆弱で、感染症・下痢疾患など慢性的な脅威に加え、銃火器による重傷者や性暴力被害者が多発しています。
 出迎え式で髙尾医師は「現地は非常に治安が悪く、銃創の患者が多かった。いかに日本が平和であるかを痛感した」と語り、これまで現地に派遣された医師たちの活動のお蔭でスムーズに仕事ができた、ということです。
日本赤十字社では、2012年から本救援事業に職員を派遣しており、政府勢力下の軍病院と対抗勢力下の病院双方に中立の立場で支援を続けています。同院からの派遣は今回で5回目でした。
 髙尾先生、本当にお疲れさまでした!

 

防災ボランティア養成講習会を開催しました

 3月9日(金)に「平成29年度 赤十字防災ボランティア養成講習会」を熊本県支部主催で開催しました。
 趣旨は、既存の赤十字奉仕団・ボランティアの増強、活性化はもちろん、赤十字が事業の柱と位置づける災害救護を支援する「防災ボランティア」の組織化につなげるため、赤十字の基本理念と活動を理解し、実災害等において有効な活動を展開できるボランティアの強化、養成を図ることにあります。
 今回は、興味をもった一般、及び奉仕団等から19人の方々が参加し、非常食炊き出しや三角巾での傷の手当、担架搬送等のプログラムを行いました。
 また、運営スタッフとして、支部職員に加え2人の支部指導講師(※)にも協力いただき、講習会を運営しました。
 昼食は非常食炊き出し体験で、各自ハイゼックス袋を活用し炊飯したご飯と、防災ボランティア「萌の会」の皆さんの手作りカレーをいただきました。
 同講習会はボランティアの養成が目的であるため、支部指導講師や現に活動している防災ボランティアと協働して実施できたことは、運営側、参加者側、双方にとって大変良い刺激となり、今後に向けて講習会等の開催の形を検証できたと思っています。
 参加者からは「赤十字が病院以外にも様々な活動を行っていることを初めて知った」「三角巾の使い方は身につくよう定期的に講習を受けたい」などの感想をいただきました。
 今後も多くの方々に参加していただき、防災についての知識や技術はもちろん、赤十字の様々な活動を知るきっかけになればと思います。
 ご参加いただいた皆さま、協力いただいたボランティア各位、どうもありがとうございました。

※支部指導講師・・・奉仕団活動全般に指導・助言を行い、各団の団員に対する基礎研修やリーダー研修を充実させるために養成されたボランティアで、日赤の各都道府県支部から委嘱されています。

JRC高校生の「卒業生を送る会」を開催しました

 3月4日(日)、熊本赤十字会館3階大ホールで、平成29年度青少年赤十字(以下、JRC)高校生メンバー「卒業生を送る会」が開催され、県内の加盟高等学校・特別支援学校から高校生36人、指導者6人、県青年赤十字奉仕団2人、熊本県支部職員3人の計47人が参加しました。

 この「卒業生を送る会」は卒業生をねぎらい、高校生活でのJRC活動を振り返ってもらうため、県内のJRC加盟高等学校の生徒で組織される、県JRC高校生連絡協議会役員(県連役員)が中心となり、毎年開催しているものです。
 開催にあたって、県連役員メンバーは休日に役員会を開き、プログラムの内容を話し合ったり、記念品(今年はタンブラーに寄せ書きを入れたもの)や横断幕を作ったりと、皆で協力しながら準備をしました。また今回は、各行事の開会式等で斉唱するJRCのテーマソング「空は世界へ」を手話歌で歌おうということになり、その練習も行いました。

 当日は、卒業生の自己紹介に始まり、クイズ形式のレクリエーションや、記念品贈呈など、穏やかな時間の中で会は進みました。プログラムには、大学生で組織される青年奉仕団(通称「RCY」「青奉」)のメンバーによる活動紹介・勧誘タイムがあり、高校卒業後も引き続き赤十字活動に参加してもらうよう、青奉メンバーが熱心に勧誘!昨年は2人の入団があり、今後もこの流れが続いてほしいと思います。

 平成29年度役員は、次の「新入生歓迎会」で改選となるため、それが現役員としての最後の行事となります。この一年で大きく成長したメンバーたち。最後の行事、活動も自分たちでしっかり計画・実行してくれることでしょう。

 

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