日赤発祥の地・熊本 〜連載企画〜

連載45 日赤発祥の地」宣言(Ⅱ)

日赤発祥の地」宣言(Ⅱ)

2012年(平成24年))9月22日(土)に、西南役戦没者慰霊之碑前で開催された「日赤発祥の地・赤十字広報特使来訪記念献花式」での大塚副社長の挨拶、日赤発祥の地の宣言文、及び子供たちへのメッセージを紹介し、貴重な記録として収めることにする。 

 

【挨拶 日本赤十字社副社長 大塚義治】(概略)

この度、今日の日赤発祥の地である田原坂に、雨降る中に沢山の方々に集まって頂き感謝に堪えません。 藤原紀香さんは日赤の広報特使で日本各地は勿論、海外まで出向き、日赤活動や理念等々を、少しでも多くの方々にご理解いただく活動をされておられます。  有史以来、戦争は絶えることなく、今も悲惨な戦争が続いている。それだからこそ、傷つき或いは病む人を放置せず、救いの手を差し伸べる。その行為こそ尊く、日夜私たちが掲げる赤十字の精神なのです。  日本でも東日本大震災、台風での風水害、九州北部豪雨水害、この一年半の間だけでも立て続けに起きました。記憶に新しく生々しく痛ましい出来事でした。その一つ一つに日赤は全身全霊で向き合ってきました。東日本大震災でも普段の合言葉で2時間以内に救護に、「北へ向え」の掛け声で向いましたが、大交通渋滞で40時間以上かかりました。 熊本県支部は日赤発祥の地にあります。故に災害救助にはいつも積極的に活動頂いております。  最後になりますが、西南の役でこのころ田原坂で亡くなられた方々を始め、数多(あまた)の災害等々で亡くなられた方々の御霊や心に寄り添うことが、赤十字の精神なりと胸に刻み、気持ちを新たに思い起こしたいと思います。(日本の赤十字活動発祥の地を顕彰する会の記録より抜粋)

【「日赤発祥の地」宣言 赤十字広報特使 藤原紀香

「日赤発祥の地」宣言 赤十字は、1859年にイタリア統一戦争の激戦地ソルフェリーノで救護活動を行ったスイス人のアンリー・デュナンが提唱し、1863年に設立されました。 同じように日本でも、1877年の西南戦争で激戦地となった「田原坂」の悲惨な状況を知った佐野常民と大給恒が、赤十字と同様の救護団体「博愛社」の必要性を熊本に設置された司令部に願い出て、有栖川宮熾仁親王殿下のご英断により、その活動が許可されました。 日本赤十字社と名称を改めたのは、日本がジュネーブ条約に加盟した翌年の1887年のことです。 私、赤十字広報特使、藤原紀香は、「苦しむ人を敵味方の区別なく救護する」という赤十字の精神をわが国に植え付けたこの地の意義と重要性を再確認いたしました。 ここに、日本の「ソルフェリーノの丘」と言われる「田原坂」とその周辺地域が赤十字活動発祥の地であることを宣言します。」

【田原小学校の皆さんへ  赤十字広報特使  藤原紀香】

「多くの尊い命が失われた激戦の地とは思えぬほど、美しい緑に囲まれ、やさしい風の吹きぬける、ここ『田原坂』。 そして、多くの人々の痛みや苦しみを救いたいという、『思いやり』『「助け合う』赤十字の精神が生まれた、この素晴らしい場所で、大きく成長される、田原小学校の皆さん。 私、赤十字広報特使 藤原紀香は、皆さんが、自ら『気づき、考え、実行する』目標を持ち、人を思いやる心を大切にして、争うことのない、輝く未来の担い手になってくれることを、心から祈っています。」

(支部 梶山哲男)

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